.review×ジュンク堂池袋本店ブックフェア

このたび、あらゆる書き手、読者、知の新しいハブをつくるproject「.review」(ドットレヴュー)と
ジュンク堂池袋本店が共同でブックフェアを開催することになりました。
場所は4F人文書フロア。期間は3月15日から4月11日になります。
.reviewは、インターネット、特にtwitterを通して急拡大したプロジェクトで、多くの若い書き手や研究者が、
自分たち自身の手で世間に認知されるきっかけ作りのために結集しています。
これまでに、インターネット上での情報発信やトークイベント、勉強会、メディア作成などの活動を
行い、短期間で全国から140もの新しい執筆者候補を探し出しました。
それらの活動を通して、新しい知的コミュニティ、ウェブ上での場作り、コラボレーションのネットワークなどに取り組んでいます。
いま.reviewは、書籍という歴史あるメディアの流通において、日本最大級のプレゼンスを持つジュンク堂池袋本店さま
とコラボレーションすることで、書籍の可能性をリ・デザインします。
また、この試みは、インターネット上の盛り上がりを、
ラジオ番組、学会、他の書店など複数のコラボレーションのハブとなることで、
書店というリアルな場に還元していくユニークな試みでもあります。
具体的には、ジャンルをこえた選書、トークイベント、週替わりのフリーペーパーの配布等を行います。
ぜひ一度ジュンク堂池袋本店4F人文フロアに足を運んでみて下さい。
project .review: http://dotreview.jp/
ジュンク堂池袋本店: http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-ikebukuro.html
トークイベント 満員御礼、終了致しました!
ジュンク堂池袋本店.reviewフェア開催記念「現代日本の国家とコミュニティを問い直す」高原基彰×西田亮介
好評をいただいているジュンク堂池袋本店.reviewフェアですが、4月10日に社会学者の高原基彰さんをお招きしてトークイベントを行うことになりました。満員御礼、終了致しました!今後、コンテンツ化予定です。
当日の様子

[画像手前]高原基彰(たかはら・もとあき)
[画像奥]西田亮介(にしだ・りょうすけ)
概要
2009年に誕生した民主党政権は、声高に「新しい公共」を提唱している。しかし、「新しい公共」の具体的な姿も、そこへ至る道筋も明らかではない。また、日本には少子高齢化の進行、過疎、限界集落の問題、近代化に伴なう伝統的村落共同体の解体、キャッチアップ型市民社会組織の機能不全といったさまざまな困難が控えている。このような現状を目にしたとき、「新しい公共」を実現するためには、眼前の現状を冷静に見据え、そのうえで記述されるマクロレベルとミクロレベルそれぞれの処方箋が必要である。この「新しい公共」実現の前提となる現代日本の国家とコミュニティの問題を、『現代日本の転機』の著者で気鋭の社会学者高原基彰氏と、地域活性化の政策分析と提言を専門とする西田亮介が語り尽くす!
高原基彰(たかはら・もとあき)[画像手前]1976年神奈川県生。東京大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。日本・韓国・中国の開発体制の変容とグローバリゼーションにともなう社会変動を研究。著書に『現代日本の転機』(NHKブックス)、『不安型ナショナリズムの時代』(洋泉社新書y)。共著に『自由への問い 第六巻 労働』(岩波書店・近刊)、『グローバリゼーションと文化変容』(世界思想社)、『若者の労働と生活世界』(大月書店)など。
西田亮介(にしだ・りょうすけ)[画像奥]1983年京都生まれ。独立行政法人中小企業基盤整備機構リサーチャー。慶應義塾大学政策・メディア研究科博士課程在籍中。専門は地方自治体、企業、非営利組織等の連携による地域活性化の分析と実践。『現代用語の基礎知識2010』『中央公論』『思想地図vol.2』などに論文を寄稿。専門の地域活性化や非営利組織論からメディア論、教育論も扱う論客として各メディアで活躍する一方で、新しい書き手の発掘とメディアのハブをつくるproject「.review」でも注目を集めている。
2010年 4月10日(土)19:00 ~満員御礼、終了致しました!
ジュンク堂池袋本店.reviewフェア開催記念
現代日本の国家とコミュニティを問い直す
高原基彰(社会学者)
西田亮介(中小企業基盤整備機構 リサーチャー)
◇ 会場 4階喫茶室
◇ 入場料 1000円(ドリンク付)
◇ 定員 40名
◇ 受付 1階案内カウンターにて。電話予約も承ります。
ジュンク堂書店 池袋本店 Tel 5956-6111 Fax 5956-6100
選書コーナー
「TBS文化系トークラジオLifeのパーソナリティが選ぶラジオとメディアの未来を考えるための10冊」
1-2週目
「.review編集チームが選ぶ、希望とその実践可能性を考えるための10冊」
1-2週目
「表象文化論学会共感覚パネル参加者が選ぶ、共感覚について理解するための10冊」
3-4週目
「.review執筆者が選ぶ、twitter経由のクラウドメディアを構成する10冊」
3-4週目
を毎週5冊ずつ並びに下記常設10冊で選書コーナーを展開いたしました。
常設10冊
「西田亮介が選ぶ.reviewとクラウドソーシングを理解するための10冊」
TBS文化系トークラジオLifeのパーソナリティが選ぶラジオとメディアの未来を考えるための10冊
『ディジタル著作権』名和小太郎/みすず書房
政治、経済、法律、思想、歴史、技術など、関連諸分野をフォローしたうえで、デジタル時代の著作権のカタチを大胆にデザインしたすごい本。この著者の博覧強記っぷりはハンパじゃない。さながら理系の松岡正剛。(斉藤哲也さん)
『カラー版 浮世絵』大久保純一/岩波新書
報道的機能も強め、一大メディアとして栄華を誇った浮世絵も、近代の大量複製技術には席を譲らざるを得なかった。この構図は、紙と電子書籍の関係をどこか予見させる。(斉藤哲也さん)
『ヒットこそすべて ~オール・アバウト・ミュージック・ビジネス~ 』朝妻一郎、白夜書房
「深夜放送」が若者のメディアになり、フォーク・クルセイダーズなどの新しい音楽が登場した時代の仕掛け人、プロデューサー朝妻一郎の回想記。新しいメディアの台頭期という意味で、当時の状況と今はとても似ている。(速水健朗さん)
『そして、みんなクレイジーになっていく―DJは世界のエンターテインメントを支配する神になった』ビルブルースター;フラン
クブロートン、プロデュースセンター出版局
クラブDJとラジオDJという本来別の職業である両者をレコードを操り、音楽を紹介する人として両者の歴史を結びつけた音楽産業論、メディア論。(速水健朗さん)
『NHK問題』武田徹、ちくま新書
戦前のラジオ体操の発祥から、戦後の三木鶏郎の冗談音楽と、ラジオ及びテレビの歴史を追いながら公共放送の公共性について考える一冊。(速水健朗さん)
フランク・ウェブスター『「情報社会」を読む』
ダニエル・ベルからマニュエル・カステル、あるいはギデンズやハーバーマスといった社会学者まで、「情報社会」を語る議論に目を向け、その中身を紹介している一冊。「独自の発展」を強調するきらいのある日本では、情報社会論は海外の議論がなかなか紹介されない珍しい分野になっているが、頭をガラパゴスにしても知の世界ではいいことはない。(charlieさん)
『新世紀メディア論』小林弘人 バジリコ
日経ビジネスオンラインで連載した当初、あまりにかっとんでいて読者がついてこれなかったのが、ようやく時代がおいついた。「ウェブで、誰でもメディアになれる! だれでもメディア宣言」「メディアとは、メディアビジネスとは、コミュニティである」。いずれもラジオにそのままつながる話。イチオシでございます。(柳瀬博一さん)
『みんなCM音楽を歌っていた 大森昭男ともうひとつのJ-POP』田家秀樹
大森和男は、日本の戦後CM音楽の巨匠。森永エンゼルのぴこぴこから始まって、CM15秒間を商売と芸術の交わる場として、小林亜星、山下達郎、坂本龍一、矢沢永吉、井上陽水、糸井重里、川崎徹ら数々のミュージシャン、クリエーターと「純粋音楽」以上に記憶に残る「CM音楽」を作り出した。本書はそんな大森の仕事の軌跡を追う。「商売のため」という枷が逆に、永遠のメロディーを生み出す。CM音楽のあり方は、商業資本主義におけるメディアの未来、メディアのあり方の座標になる。(柳瀬博一さん)
・原雅明『音楽から解き放たれるために 21世紀のサウンド・リサイクル』
http://www.filmart.co.jp/cat138/21_1.php
「メディアの未来」(とくにラジオの未来)を考えるうえで、この十数年のあい
だに音楽の作られ方と聴かれ方の双方に起きた巨大な変化を度外視することはで
きない。デジタル化、ネットワーク化、その結果としてのインディペンデント
化。こうした音楽環境の激変のなかで生き延びるのは、個別の作品ではなく、た
だ「サウンド」としか言いようのないものだ、と著者は言う。ここで「サウン
ド」という言葉で示されているのと同じようなものが、他のジャンルでもあるの
ではないか。コアな音楽ファンでなくても、いろんな刺激を受けるはず。(仲俣暁生さん)
『文化系トークラジオ Life』(本の雑誌社)
初期の「Life」をまとめた本。ラジオの本質と可能性を探った「ラジオ」の回は、自分にとっても大事な指針になっている。また、あとがきとして掲載された自分自身のインタビューを読むと、番組を立ち上げたときのアツい気持ちが蘇る。半年間、楽しいことをやろうと思って始めただけだが、4年後の現在も続いていることを思えば、それが未来につながっていたのだなと思う。(黒幕こと長谷川裕さん)
.review編集チームが選ぶ、希望とその実践可能性を考えるための10冊
1)宮台真司『14歳からの社会学』世界文化社、2008年。
社会学者宮台真司がもう一度社会を捉えなおすと共に、社会への再関与への方法を考える。平易な文体の裏に潜む重厚な内容は、
14歳だけでなく幅広い年齢層に読まれるべき著作。(塚越健司)
2)柳沼良太『ローティの教育論』八千代出版、2008年。
哲学者ローティの教育思想を紹介した良書。アメリカの政治、哲学をベースにしながら、時代に適応した教育論を展開
するローティの論に、日本の読者も触れてみるべきでは。(塚越健司)
4)マルクス・アウレリウス著、鈴木照雄訳『自省録』、講談社学術文庫、2006年。
古代ローマの皇帝、マルクス・アウレリウスが日々書いた日記。争いの絶えない世界の中で、己の生きる道を
真摯に問う名著。日々を静かに観察する彼の文章は、不思議と我々に希望を与える。たまには古典もどうだろうか。(塚越健司)
1)ルソー/『社会契約論』(光文社)
ルソーは「自然に帰れ」というテーゼのもと、社会を忌み嫌っていたと思われがちであるが、本当にそうなのだろうか。『社会契約論』こそ、人間嫌いのルソーがその人間社会の「希望」を熱く語った古典中の古典。(淵田仁)
2)菊地成孔、大谷能生、『憂鬱と官能を教えた学校』(河出書房新社)
音楽の世界に対するパースペクティヴを「バークリーメソッド」という音楽理論から読みとく良著。CD売上の低下、ジャンルの細分化と言った暗い話が進む中、改めて「音楽」とは何か?について考えるためのきっかけになると思います。(淵田仁)
3)ハイデッガー、フッサール他『30年代の危機と哲学』(平凡社)
希望と絶望は表裏一体であるならば、1930年代という「危機の時代」には希望の言説があったはずだ。哲学者たちがどのように「希望」を語ろうとしたのか。その軌跡の書。(淵田仁)
1)伊藤香織、紫牟田伸子(監修)[2008]『シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする』宣伝会議
PR活動や街のデザインなどの観点から、都市のコミュニケーションをどう充実化させていくのかを具体的な各国のプロジェクトを参照しつつ考える良書です。(天野彬)
2)ニール・ガーシェンフェルド[2000]『考える「もの」たち―MITメディア・ラボが描く未来』 毎日新聞社
情報社会論において10年という時間の持つ隔たりは大きいものです。
ただ情報社会論は逆に言うとすでに今ではウェブに言説場を移してしまっているので、書物のかたちでまとめられるだけの強度を持つものは稀有と言えるかも知れません。
メディアの歴史を踏まえつつ、その具体的な「もの」性を捉えながら未来のメディアを考察するプロセスには引き込まれます。(天野彬)
1)絵所秀紀・山崎幸治編著『アマルティア・センの世界-経済学と開発研究の架橋-』2005, 晃洋書房
アマルティア・センの経済思想は、彼が幼少期、ベンガル大飢饉によって苦しみ喘ぐ人たちを目の当たりにし、「この国から貧困をなくす」と決意したことに始まる、というエピソードで有名です。まさに、絶望のなかにあって「それを変えてやる」と志す「希望のある話」を彼は経済学という言葉で語ります。そしてその「希望のある話」は、経済学の倫理的側面の復権を成し遂げたとして1998年にノーベル経済学賞を受賞し一躍世界へと広まり、世界銀行、OECDなどの根幹となる理論として、この「希望のある話」は「実現可能性」を帯び、世界に希望を与えています。
まさに、『希望とその実現可能性』というテーマに合致するセンの経済学・経済思想への入門に最適の一冊と思います。(小野塚亮)
2)西口敏宏著『遠距離交際と近所づきあい-成功する組織ネットワーク戦略』2007, NTT出版
本書は「人がふと職場や家庭で陥る場違いな感じ、業績不振の会社、落ちぶれる地域経済などは、単純化していえば、人と人のまずいつながり方に起因していることが多い。つながり方のトポロジー(構造、形態)が悪化しているのだ。知らず知らずのうちに、日常の決まりきった接触方法や身の回りの最適化だけを目指す傾向にとらわれ、個人として、組織として、生き延びるのに不可欠な新陳代謝ができなくなっている。しかも、こうした変化に気付かないことが最も恐ろしい。」という書き出しで始まります。みなさんを取り巻く環境においても、なにか思い当たるところがあるのではないでしょうか?それ故に将来に希望を持てない、そんな事態に陥っているのではないでしょうか?
この失われた「新陳代謝」を活性化させること、それによって失われた希望は息を吹き返し、希望はその実現可能性を帯びてきます。しかし、そんなことが可能なのか?どうしたらできるのか?-本書では、著者のフィールドワークに基づく多くの具体的事例を元にこの可能性を実現させる方法が書かれています。また、「ネットセントリック」等、新しい時代のネットワークのあり方にも考察が及んでおり、project
.reviewを理解することにも役立つ一冊と思います。(小野塚亮)
表象文化論学会共感覚パネル参加者が選ぶ、共感覚について理解するための10冊
※画像をクリックすると詳細ページへ飛びます。
共感覚とは?
『火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 (ハヤカワ文庫NF)』

「共感覚を知るための10冊」企画について
.review執筆者が選ぶ、twitter経由のクラウドメディアを構成する10冊
『空想プロジェクトマネジメント読本』
プロジェクトマネジメントとアニメ・マンガの融合を試みた一冊。
「シャアはプロマネとして優秀だったのか」「ショッカーが世界征服をできなかった原因は?」などの問いに、プロジェクトマネジメントの観点から、回答を提供する。
補足だが、この本によって難関のPMP(Project Management Professional)試験
に合格した人が多数でている。プロジェクトマネジメントを楽しみながら学べる本である。
(司馬紅太郎)
『バナナと日本人―フィリピン農園と食卓のあいだ』
古い本でありながら現代の日本人にこそ読んでもらいたい一冊。普段何気なく食べているバナナの裏には国や企業の熾烈な戦いがあった。そして、そこで生まれる生産者(フィリピン人)と消費者(日本人)の格差。アジア共同体という非常に抽象的な概念を考え上で必要となる具体例はここに凝縮されている。
(神無双竜)
『森のバロック』
本書には、南方熊楠が真言宗の僧・土宜法竜と交わした書簡の一部が収められている。
生涯、土宜法竜ただ一人にしか明かされることのなかった<南方マンダラ>の思想は、いかにして生み出されていったのか?底のない現象世界に対する、探究の軌跡が表現されている。
(櫻井唯)
『モダニティと自己アイデンティティ』
モダニティという過程において自己というものがどのように変化していったかを描き出そうという試みである。ギデンズによると再帰的近代とは自己を再帰的に問い直すプロジェクトであり、それは個人においても同様である。その問い直すとはどういうことかというものを描き出す。現代アイデンティティ論のマスト。
(永田大輔)
『インターネットが死ぬ日』
ジットレインは誰にも規制されないインターネットの“生み出す力”を認めろ、じゃないとネットは滅びるよと言ってます。生み出す力とは「種々雑多な幅広い人々の貢献を選別せずに受けいれることによって思いもよらない変化を実現する能力」と紹介されてますが、これはネットの話だけでなく、人間にとって自由が実現される社会とはなにか考える契機となる主張です。濱野智史さんの論文「ニコニコ動画の生成力」でもこの本は大きく参照されてます。
(上原拓真)
『浅草十二階 塔の眺めと近代のまなざし』
墨東の地に圧倒的スペクタクルのタワーが建つにあたり、土地性に根ざした塔の来歴として
継承すべきなのが、明治の昔に対岸・浅草に屹立していた浅草十二階こと凌雲閣の記憶。
かつて東洋随一の高さを誇り、日本人の視覚体験を変えて「近代」を身体化させる装置として
機能した幻の展望塔にまつわる社会史と、その意味性を発掘した一冊。
(中川大地)
『ゼロ年代の想像力』
今やもう、「たった一つの絶対的な価値観」など、ない。私たちは、複数の価値観の中から自分に合うものを選択し、それを「絶対的なもの」として生きていくしかなくなってしまった。そして、他の価値観を選択した人たちを否定することでしか、自分の価値観の「正しさ」を保てなくなってしまっている…。宇野常寛『ゼロ年代の想像力』は、そんな私たちの「生」の問題を、ゼロ年代(2000~2009年)のドラマや、アニメや、漫画やゲーム、ケータイ小説を分析することで、ガチに考え抜く。
(仁禮愛)
『希望の国のエクソダス』
中学生の登校拒否から希望の国へ。義務教育を終えて社会に入っていく前に、その社会を変えてしまう物語。「希望のない国」から「希望の国」へのエクソダス。閉塞感を打ち破るために、自分たちの力で未来を切り開く。大人が敷いた既存のレールはいらない。
(空瀬淳)
『精神と自然-生きた世界の認識論』
変化していく世界を捉えるための方法が書いてあるように思えます.
私はここから「スイッチ」という概念を学びましたが,読む人それぞれが自分の関心によって「何か」を受け取れると思います.
(水野勝仁)
『アリスの服が着たい ヴィクトリア朝児童文学と子供服の誕生』
1860年代後半-20世紀初頭のイギリスにおける児童文学と「キャラクター子供服」の文化史。子供観の変化、子供用の<カワイイ>お洋服の登場と展開をまとめた一冊。
『不思議の国のアリス』以前から、アリス服が中流階級少女の理想的な服装として存在していたという指摘や、ケイト・グリーナウェイがデザインした子供服にロリィタ・ファッションの原型が見出せるなど(本文には記述無し)、現在のカワイイ文化を再考するうえでの良質な参考書。
(鈴木真吾)









