.review論考 公開029
マイクロファイナンス投資-国際協力における「新しい公共」の可能性と5つの政策提言-/杉山章子(#co_article029)
タイトルをクリックすると論考本文(pdf)が参照できます。
このアブストラクトに関するコメントはTwitter >>#co_article029にてお願いします。
Abstract
マイクロファイナンスとは、貧困層向けの小口の金融サービスの総称である。貧困削減という公益を追求しながら、事業収益も上げることができるのがその特徴だが、それ故に国際協力の分野では珍しく、寄付ではなく、投資による資金調達の道を開いた。
日本でも昨年から、マイクロファイナンス機関に直接投資をする民間マイクロファイナンスファンド「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド」(特定非営利活動法人リビングインピースが企画、ミュージックセキュリティーズ株式会社が組成・販売)など、個人がマイクロファイナンスに投資できる取組みが始まった。
しかし、「マイクロファイナンス投資」は、従来的には公の領域として、政府が担ってきた分野であるだけに、民間が参入するにあたり、そのビジネス環境には多くの障壁や課題が存在する。
本稿では、著者が前述のマイクロファイナンス投資ファンドの実務に関わっている経験を基に、マイクロファイナンス分野への日本からの投資を促すことを目的に、マイクロファイナンス及びマイクロファイナンス投資の必要性や意義、現状、課題、国際協力における可能性を論じ、最後に、日本政府に期待する5つの政策提言を行う。
プロフィール
杉山章子(すぎやま・あきこ) 千葉県出身、1977年生
2002年国際基督教大学卒業、2007年米国・コロンビア大学国際公共政策大学院修了。
社民党政策審議会や国際協力銀行開発金融研究所、日本政策金融公庫国際調査室を経て、2009年5月よりミュージックセキュリティーズ株式会社・証券化事業部にて、マイクロファイナンスファンドや「コペルニク」等、主に海外ビジネスを担当。同時に、2008年NPO法人Living in Peaceに参画、2009年より同NPOマイクロファイナンスプロジェクトマネジャー。
コメント @ Twitter >>#co_article029
- 国内の貧困率が上昇しているのに、なぜ税金を使って海外の貧困層を支援するのか、と言う問いに答えるのは難しい。でも、答えられる範囲でしかできないと、世界の貧困削減を加速するのは無理。だから私は民間投資も組み合わせてやりたくて、それができるのがMF投資だ。 #co_article029
- マイクロファイナンス投資 http://ow.ly/2xhjn 国内に貧困問題がある時、ODAを増やすのは難しい。でも民間投資なら、国民の合意がなくても投資家さえよければできる。国内を理由に海外を切らない。新しい公共ってそこら辺でも出番があると思う。 #co_article029
more… タグ: Article, マイクロファイナンス, 国際協力, 政策, 新しい公共, 杉山章子
